小川隆章のホームページ
1970年に開催された大阪万博(日本万国博覧会)のコスチューム!!!
更新2016/02/08
・万国博ホステス(エスコートガイド/通訳ホステス/ミス万国博)
・エキスポフラワー(1) ・エキスポフラワー(2) ・エキスポシスター
・データスワロー ・エキスポランド ホステス ・日本庭園ホステス
(エスコートガイド/通訳ホステス/ミス万国博)
担当は来場者の接遇、それに通訳、案内。
貴賓の迎え(華を添える的参加も多かったようです)から、
会場外のイベント出向、案内所での勤務など、
多岐に登場しましたが、実はコスチュームは同じでも、
貴賓の接遇が「エスコートガイド」、通訳は「通訳ホステス」、
一般来場者の案内が「ミス万国博」と分かれていました。
中央が夏服、右が合服(春・秋に着る服)で、それにコートを羽織ったのが左。
迷子ホステス(迷子センター)
迷子センターにて、迷子の保護や世話、
捜索情報の確認などを扱っていました。
また入場口付近にて、来場者に対し「迷子ワッペン」の説明、
薦める事なども積極的に行っています。
左が夏服、中央が合服、右がそれにマントを羽織ったもの。
他にもセンター内には、迷子たちの不安緩和などにと、
同様のコスチュームを着た子供が居ました。
エキスポエンジェル
貸出所にてベビーカー(チャイルドカー)や、
雨傘の貸し出しを担当していました。
それ以外に彼女たちも、迷子の世話にあたっています。
左が合服、右が夏服。
エキスポフラワー(1)
半袖は夏服、長袖は合服、そしてコートとマフラー姿です。
担当は改札係と動く歩道での案内など。
彼女たちは、協会警備隊の管轄です。
また下記のような色違いの物もありました。
エキスポフラワー(2)
長袖は合服、半袖は夏服。
赤いタイプの色違いで、コートもそうであったのかは不明です。
エキスポフラワーの中ではリーダーに位置していたようです。
遺失物(忘れ物センター)などに携わっていました。
彼女たちも、協会警備隊の管轄です。
エキスポシスター
担当は会場内のパトロール。
協会警備隊の所属で、大旨は道案内、
老人の世話、迷子の保護だったようですが、
怪我人の応急処置や、会期中に発生したペルー大地震の募金活動に
携わるシーンが記録映画に残っているなど、多彩な活躍をしました。
左が夏服、右が合服。
男子警備員
担当は会場内の警備全般。
美術館内などの警備から、混雑や長蛇化した列の誘導、
トラブル処理などを、警備隊司令室と場内警備員の連携により行いました。
開場時の特異な混乱対策(バッファロー作戦)は有名でした。
右が合服、中央が夏服、左は略式の夏服。
色違いの房を右胸に付け、指揮階級の印にしていた様です。
また警備に関しては、別のガードマンや警察も導入されていました。
女子警護員
担当は貴賓などの警護で、所属は協会警備隊。
貴賓席等の警護に配置されていたりしましたが、
艶やかなコスチュームからして、その業務の実情は
セレモニーにおける形式的な面が色濃かったようです。
左が合服、右が夏服。
男子警護員
担当は貴賓などの警護で、所属は協会警備隊。
貴賓の警護に配置されて、女子警護員同様、
式典に沿う様な装飾的正装です。
開会式、閉会式で博覧会旗を運ぶシーンは、
実に勇壮でした。
左が合服、右が夏服。
データスワロー
情報通信サービスステーション(公衆電話、データ通信用の端末がある)
と案内所で、端末操作や電話をかける手伝いを担当しました。
外の管理地区にあったオペレーションコントロール・センター
(中央監視制御室)にも勤務していたようです。
左が夏服、右が合服。
エキスポランド ホステス
エキスポランド内でアトラクションの案内誘導や
券売り場、エキスポランドバスなども担当していました。
左が合服、右が夏服。
日本庭園 ホステス
日本庭園にて、案内を担当していました。
広大な敷地内には彼女たち以外にも、
盆栽の世話や茶室など、
大勢の担当ホステスが居た様です。
左が夏服、右が合服。
清掃作業(全国ビルメンテナンス協会)
会場の清掃作業は彼らが一手に引き受けていました。
毎日大量に発生するゴミの収集に止まらず、
路面や池、各パビリオンの施設も入場者が帰った後に
ガラスや壁面などを磨いたりと日々メンテナンスが行われたのです。
基本的に男女混合のメンバーが、各エリアを班体制で担当しました。
上着、ズボン、帽子が決まったコスチュームで、
内着や靴に関しては作業に見合ったものなら自由だったようです。